とある地球調査員の観察日記

惑星イーロイから地球調査に来た調査員による観察日記

「平成」から「令和」へ、地球人の暦に対するこだわりが面白い

地球歴2019年4月1日に、日本国で新元号の発表が行われた。

「令和」という元号である。実際に「令和」に代わるのは5月1日からなので

一か月弱早く発表になったわけだ。

しかし、日本という国は中々奇妙な国である。この元号一つとってもだ。

調べてみたのだが、そもそも元号というものは中国が昔使用していた

暦らしい。昔は日本にとって中国は手本となる偉大なる国だったのだろう。

そしてそのノウハウを吸収したのだろう。本家の中国では

なくなってしまったが日本は脈々と受け継いでいるのだ。

西洋の暦である西暦と東洋の暦である和暦の元号

この2種類の紀年法を用いたらさぞ混乱しないだろうか?

地球上にある200近くの国で二つの紀年法を使っている珍しい国では

ある。そしてこの「令和」の由来も古典である「万葉集」というもの

からとってきているそうだ。古典については知識がないので

おいおい学習するとしよう。

 

 

惑星イーロイの人間が地球を調査する理由

今回は、少し私の話をしよう。

我々イーロイ人はなぜ地球という惑星を調査しているのかについてだ。

まず惑星イーロイだが地球と同じ天の川銀河に属している惑星である。

地球からはわずか40光年ほどの距離に当たる。

地球人からすれば40光年というのは途方もない距離に感じるかもしれないが

惑星間航行が確立されている我々からすれば大したことはない。

 

話は逸れたが我々が地球を調査する理由は同じ人類であるからだ。

それもそのはず、イーロイ人は、およそ3万年前に地球から脱出した

地球人なのだから。そして脱出した地球人は紆余曲折を経て

現在の惑星イーロイにたどり着いた。

そしてイーロイは故郷である地球が現在どのような状況になっているのか

興味を持ち私を送り込んだのだ。

 

 

母星への連絡

本日、母星である惑星イーロイから連絡があった。

地球調査員として、母星への状況報告は重要な仕事である。

今回報告した内容は私が滞在している日本という国においての

社会人として一般的な会社員の生態について報告を行った。

母星の人間は電車という乗り物に多くの人間が

身動きできないほどの混雑するという説明に驚きとともに

理解に苦しむようだった。経験者である私が言うのもなんだが

あの状況は理解不能だ。

地球人の日常はあわただしい

地球調査に来てから幾分か日時がたち、色々なことを感じた。

まず彼らの日常は非常に忙しい。

電車という乗り物に乗って会社というところで仕事をしているのだが

この電車というのが厄介だ。満員電車と通称呼ばれているのだが

この込み具合が半端ではない。一度乗ってしまうと身動きが取れないのだ。

これを毎日行っているのだから地球人の常識というのは

我々イーロイ人にとっては理解に苦しむ。

 

調査ということで地球での仕事というものを行ってみたが

まだまだ発展途中の惑星だと感じた。そもそも知的生命体が

限りある自分の時間を仕事というものに奪われている。

イーロイでは地球でいう仕事というものが存在しないので

いささか新鮮ではあった。

 

とある地球調査員の徒然日記

私は惑星イーロイから派遣された調査員だ。

この星の惑星の住人は自分たちの星のことを地球と呼んでいる。

なので私も断りがない限りこの惑星のことを地球とよぼう。

 

私が調査のために潜伏している地域は日本と呼ばれるエリアである。

とりあえずここを拠点として色々と調査をしている。

その内容についてはこのブログというやらに残しておこう。

 赴任してから日時も経ちようやく落ち着いてきた。