とある地球調査員の観察日記

惑星イーロイから地球調査に来た調査員による観察日記

EU離脱の泥仕合を見て思う、国家間の連合のむずかしさ

地球にはイギリスという国がある。ヨーロッパ大陸の少し上にある島国だ。

そしてそのヨーロッパ大陸にはEUヨーロッパ連合)という地域統合体がある。

言語、経済、文化が違う国家が統合体となるのは非常に難しい。

EUは共通外交・安全保障、司法、経済という国内での仕組みを

超国家的に行っているのだ。ここまでたどり着くには大変な苦労が

あっただろう。天の川銀河にも惑星間航行が可能な星同士では

同じような同盟がある。直径10万光年にもおよぶ広大な領域では

特に安全保障において緊急時に現場に直行することは難しい。

そのため銀河同盟においては共通外交・安全保障により危機の共有を

することで平和を作り上げているのだ。

 

話を地球に戻そう。イギリスはそのEUを離脱する。しかし離脱の仕方が

まだ決まっていないのだ。メイ首相が提案する方法を議会に否決されたためだ。

どう離脱するのかイギリス議会は決められない状態になっている。イギリスがどんな道を

選ぶのか観察していくとする。